Laravel Practice
Laravelをざっと理解するために、公式サイトの中級TaskListを読んでみました。
https://laravel.com/docs/5.1/quickstart-intermediate
基本的なCRUDに、ログイン機能がついたものです。
なおこのチュートリアルは5.1だったので、5.4に合わせて各所調整しています。
github
https://github.com/shnr/laravel_tasklist
目標とする仕様
ユーザ管理の実装
各ユーザーごとのタスクの閲覧が可能
サーバ仕様
PHP 7.2
mysql 5.7
Laravel Version
Laravel Framework 5.4.36
インストール
composer install
https://getcomposer.org/download/
プロジェクトディレクトリを作って、composerをダウンロードします。
$ mkdir myproject-dir
$ cd myproject-dir
$ php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');"
$ php -r "if (hash_file('SHA384', 'composer-setup.php') === '544e09ee996cdf60ece3804abc52599c22b1f40f4323403c44d44fdfdd586475ca9813a858088ffbc1f233e9b180f061') { echo 'Installer verified'; } else { echo 'Installer corrupt'; unlink('composer-setup.php'); } echo PHP_EOL;"
$ php composer-setup.php
$ php -r "unlink('composer-setup.php');"
そしてlaravel install。
mytasklistというディレクトリ名としました。
$ php composer.phar create-project --prefer-dist laravel/laravel mytasklist
インストールの確認
$ cd mytasklist/
$ php artisan --version
Laravel Framework 5.4.36
データベース
セットアップ
データベースを作ったら、.envの編集をして接続確認をしておきます。
※MAMPの場合は、/config/database.phpでunix_socket の調整が必要でした。
'unix_socket' => '/Applications/MAMP/tmp/mysql/mysql.sock',
テーブル作成
今回はUsers, Tasksが必要となります。
Usersは既にデフォルトでLaravel migrationsファイルが存在するのでそれを使いました。
Tasksは下記の様にmigrationする。
php artisan make:migration create_tasks_table --create=tasks
テーブルは、以下のように定義。
CreateTasksTable.php
public function up()
{
Schema::create('tasks', function (Blueprint $table) {
$table->increments('id');
$table->integer('user_id')->index();
$table->string('name');
$table->timestamps();
});
}
編集したら、migration.
php artisan migrate
show tablesして, Tableが出来ていることを確認します。
認証
Laravelでの認証は超簡単です。
php artisan make:auth
としたあとに、
php artisan migrate
するだけ。
これで、必要なコントローラ・ビューが生成されます。
この状態で、../register/へ行くとユーザー登録からログイン・ログアウトが可能になります。
Eloquent
Eloquentとは
Eloquentとは優れていることを意味する形容詞。
LaravelのEloquent ModelsとはLaravelがデフォルトで持つ優れたORM(Object relational mapper)のことを指すようなのですが、
ひとまずモデルとの紐つけ方のこととざっくり理解しています。
Model作成
今回はUser, Taskの2つのModelが必要になります。
Userはデフォルトで格納されているので、それを利用します。
Taskはartisanで作成します。
php artisan make:model Task
これでappディレクトリに2つのファイルが生成されます。
$fillableの定義
ここで $fillable の定義をします。
$fillable とはホワイトリストのことで、つまりユーザーが入力可能な項目を指します。
今回はnameだけでOKです。
Task.php
protected $fillable = ['name'];
ちなみに逆のブラックリストは、$guarded。
これらは片方のみの指定となるらしいので注意
Relationship
cakephpでいうhasmanyやhasoneのことですね。
今回はUserとTaskは1対多の関係になります。
User.php
/**
* Get all of the tasks for the user.
*/
public function tasks()
{
return $this->hasMany(Task::class);
}
Task.php
/**
* Get the user that owns the task.
*/
public function user()
{
return $this->belongsTo(User::class);
}
Controller
Task管理のメソッド記述のための、taskControllerを作成します。
ここでもartisanを使います。
php artisan make:controller TaskController
または、index, create, store, destory, update, editのアクションをデフォルトで設定することも可能です。
php artisan make:controller TaskController --resource
Taskは閲覧・編集制限を設けるので、以下を追加します。
TaskController.php
public function __construct()
{
$this->middleware('auth');
}
Routing
ルーティングの設定は、routesのweb.phpを編集します。
※api向けにapi.phpがあります。
多分make:authをした段階で、ルートにはhomeが割り当てられていると思うので、
今回それは残し、その後ろに追記します。
web.php
Route::get('/tasks', 'TaskController@index');
Route::post('/task', 'TaskController@store');
Route::delete('/task/{task}', 'TaskController@destroy');
Repositories
Repositoryとは、データベース操作をまとめておき、拡張性を高めることが目的、と理解しています。
また、アクション内でコントローラのオブジェクトにアクセスしやすくなるため、ソース見通しもよくなりそうです。
まずはapp/Repositories ディレクトリを作成します。
TaskRepository.phpを作成し、user情報取得のロジックを書きます。
TaskRepository.php
<?php
namespace App\Repositories;
use App\User;
use App\Task;
class TaskRepository
{
/**
* @param User $user
* @return Collection
*/
public function forUser(User $user)
{
return Task::where('user_id', $user->id)
->orderBy('created_at', 'asc')
->get();
}
}
これをTaskControllerクラスのindexメソッドで、この様に利用します。
public function index(Request $request)
{
return view('tasks.index', [
'tasks' => $this->tasks->forUser($request->user()),
]);
}
Policies
Policiesとは、認可ロジックをまとめたものです。
編集権限の付与などもこれを利用するとよいようです。(これは後日)
Policyの作成
php artisan make:policy TaskPolicy
/app/Policies/TaskPolicy が生成されます。
ここでユーザーIDの整合性のチェックを行い、boolで返します。
TaskPolicy.php
public function destroy(User $user, Task $task)
{
return $user->id === $task->user_id;
}
Policyの登録
AuthServiceProviderクラスの$policiesにTaskPolicyを追加する.
AuthServiceProvider.php
protected $policies = [
'App\Model' => 'App\Policies\ModelPolicy',
Task::class => TaskPolicy::class,
];
そしてTaskControllerクラスのdestoryでこれを利用できます。
$this->authorize(‘destroy’, $task);
のところです。
public function destroy(Request $request, Task $task)
{
$this->authorize('destroy', $task);
// Delete The Task...
$task->delete();
return redirect('./tasks');
}
$this->authorize()でdestoryを呼び、通ったらdelete()するということになります。
以上で、追加・閲覧・削除が可能となりました。